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大会概要

大会歴史

初代チャンピオンの福井覚治に贈られた第1回メダル
初代チャンピオンの福井覚治に
贈られた第1回メダル

関西ゴルフ連盟が発足したのは、1926年(大正15年)10月7日です。その1ヶ月を経た11月7日に連盟主催によるわが国最古のトーナメントとして、“第1回関西オープンゴルフ選手権”がアマチュア25名、プロ7名が参加して、茨木カンツリー倶楽部に於いて開催されました。
記念すべき初代チャンピオンは、我国プロ第一号の福井覚治でした。福井が育てた名プレーヤーの宮本留吉の4勝をはじめ、プロゴルフ界のドンこと杉原輝雄がダントツの9勝を挙げています。大会初期の優勝者には、日本のゴルフ創世期を支えた名手たちの名が連なります。1940年~1948年、第二次世界大戦による中断を経て、再び歴史の扉が開きます。
一旦は、ツアー外競技となった関西オープンですが、第74回の石川遼の優勝を一つのきっかけに、2009年ツアー競技として復活します。ツアー復帰第1戦の優勝者は藤田寛之でした。そして現在にいたるまで、この伝統の一戦を制することは真の実力者の証として、今平周吾、時松隆光、大槻智春、星野陸也、比嘉一貴、蟬川泰果などが優勝カップを手中に収めています。
関西オープンの長い歴史の中で世界大戦を除いては、只の一回も休会することなく連綿と続けて参りましたが、第86回は世界を一変させた“新型コロナウイルス”の感染拡大防止のため次年度へ繰延しとなりました。
前回の第89回は、前々回惜しくも2位と優勝を逃した幡地隆寛が、ニュージーランドオープンでの1勝に続き、国内でプロ初優勝を飾りました。

関西オープン歴代優勝者

福井 覚治
初代チャンピオンは日本のプロ第1号
福井覚治神戸の生まれ。日本で2番目に創設された横屋コースの建設に父親が協力した関係で、少年キャディーとして働いた後、舞子CCのキャディーマスターの職に就き、神戸CC開祖のA・H・グルームの友人W・J・ロビンソンの指導でゴルフを本格的に習い日本のプロ第1号となり、宮本留吉プロなどを育てる。(1892~1930年)
宮本 留吉
4回優勝
宮本留吉福井覚治と同じ神戸の生まれ。関西オープンでは4回優勝。日本のプロでは初めて全米オープン、全英オープンに出場。日本オープン6回、日本プロ4回、関西プロ4回の優勝歴。後年は自らクラブの工房を持ち、本格的なクラブ造りの先駆者でも知られる。(1902~1985年)
戸田 藤一郎
4回優勝
戸田藤一郎神戸の生まれ。廣野GCに所属して腕を磨き、独特のスイングで天才、鬼才と呼ばれ、関西オープン4回、日本オープン2回、日本プロ4回、関西プロ4回、日本プロシニア6回、関西プロセニア1回などの優勝に輝いた。日本のプロとしては初めてマスターズトーナメントにも出場している。(1914~1984年)
杉原 輝男
最多の9回優勝
杉原輝男茨木の生れ。ゴルフ界のドンという異名を持ち、1962年の日本オープン優勝をはじめとしてプロ通算54回優勝の堂々たる戦歴を誇る。飛距離は出なかったものの、フェアウェーの名手と謳われ約50年に亘って現役を貫き通した。プロ選手会の初代会長を務めた。(1937~2011年)
島田 幸作
史上7人目の通算グランドスラマー
島田幸作宝塚の生まれ。日本オープン、日本プロ、関西オープン、関西プロを制し史上7人目の通算グランドスラマーであり、優勝回数は15勝を挙げている。後輩の面倒見もよく、師事するプロが多い。日本ゴルフツアー機構(JGTO)の初代会長を務めたが、64歳での他界が惜しまれる。(1944~2008年)
橘田 規
関西オープン3勝
橘田 規三木の生まれ。19歳でプロ入りして廣野GCで柏木プロに師事。華奢な体ながら水平打法の創案者で知られ、関西オープンの3回優勝をはじめ、日本オープン2勝、日本プロ2勝など通算25勝を挙げている名手。(1934~2003年)
藤田 寛之
2009年優勝
藤田寛之(2009年優勝)

福岡市の生まれ。1997年の「サントリーオープン」でツアー初優勝。年を追うごとに独特のスイングとプレースタイルは完成度を増し、40歳を過ぎて迎えた2012年、年間4勝を挙げ、賞金王へと上り詰めた。43歳で初の賞金王獲得は、ツアー史上最年長記録。レギュラーツアー18勝、シニアツアー3勝。

石川 遼
プロ入り初優勝を関西オープンで飾った
石川 遼埼玉県松伏町の生まれ。国内ツアー初出場で史上最年少の15歳で優勝を挙げた。2008年に滋賀GCで行われた第74回大会でプロ入り初優勝を達成。2009年には18歳で史上最年少賞金王を獲得。ツアー通算19勝
2024年 名神八日市カントリー倶楽部
幡地 隆寛
2023年 泉ヶ丘カントリークラブ
蟬川 泰果
2022年 よみうりカントリークラブ
比嘉 一貴
2021年 有馬ロイヤルゴルフクラブ
星野 陸也
2019年 KOMAカントリークラブ
大槻 智春
2018年 小野東洋ゴルフ倶楽部
時松 隆光
2017年 城陽カントリー倶楽部
今平 周吾
2016年 橋本カントリークラブ
趙炳旻
2015年 名神八日市カントリー倶楽部
片岡 大育
2014年 六甲カントリー倶楽部
小田 孔明
2013年 オリムピックゴルフ倶楽部
B・ケネディ
2012年 泉ヶ丘カントリークラブ
武藤 俊憲
2011年 小野ゴルフ倶楽部
趙  珉珪
2010年 田辺カントリー倶楽部
野仲  茂
2009年 宝塚ゴルフ倶楽部
藤田 寛之
2008年 滋賀ゴルフクラブ
石川  遼
2007年 加古川ゴルフ倶楽部
山本 幸路
2006年 洲本ゴルフ倶楽部
田保 龍一
2005年 城陽カントリー倶楽部 東コース
山下 和宏
2004年 琵琶湖カントリー倶楽部
井上 忠久
2003年 東広野ゴルフ倶楽部
大井手 哲
2002年 奈良國際ゴルフ倶楽部
上出 裕也
2001年 三木ゴルフ倶楽部
星野 英正
2000年 池田カンツリー倶楽部
山口  治
1999年 小野グランドカントリークラブ
平石 武則
1998年 滋賀ゴルフクラブ
杉本 周作
1997年 センチュリー吉川ゴルフ倶楽部
高崎 龍雄
1996年 グランデージゴルフ倶楽部
平石 武則
1995年 オータニにしきカントリークラブ
赤澤 全彦
1994年 旭国際東條カンツリー倶楽部
金山 和雄
1993年 美奈木ゴルフ倶楽部
中瀬  壽
1992年 万壽ゴルフクラブ
木村 政信
1991年 ライオンズカントリー倶楽部
杉原 敏一
1990年 パインレークゴルフクラブ
杉原 輝雄
1989年 花屋敷ゴルフ倶楽部 ひろのコース
山本 善隆
1988年 北六甲カントリー倶楽部 東コース
曽根 保夫
1987年 旭国際東條カンツリー倶楽部
木村 政信
1986年 六甲国際ゴルフ倶楽部
磯村 芳幸
1985年 有馬ロイヤルゴルフクラブ
入江  勉
1984年 日野ゴルフ倶楽部
中村  通
1983年 有馬ロイヤルゴルフクラブ
脇田  進
1982年 六甲国際ゴルフ倶楽部
杉原 輝雄
1981年 名神八日市カントリー倶楽部
金本 章生
1980年 花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース
浦西 武光
1979年 六甲国際ゴルフ倶楽部
宮本 康弘
1978年 近江カントリー倶楽部
金本 章生
1977年 日野ゴルフ倶楽部
山本 善隆
1976年 琵琶湖カントリー倶楽部
前田 新作
1975年 小野ゴルフ倶楽部
杉原 輝雄
1974年 奈良國際ゴルフ倶楽部
杉原 輝雄
1973年 西宮カントリー倶楽部
杉原 輝雄
1972年 廣野ゴルフ倶楽部
吉川 一雄
1971年 茨木カンツリー倶楽部
杉原 輝雄
1970年 鳴尾ゴルフ倶楽部
島田 幸作
1969年 廣野ゴルフ倶楽部
内田  繁
1968年 下関ゴルフ倶楽部
杉原 輝雄
1967年 四日市カンツリー倶楽部
鈴村 照男
1966年 茨木カンツリー倶楽部
宮本 省三
1965年 鳴尾ゴルフ倶楽部
杉原 輝雄
1964年 古賀ゴルフクラブ
杉原 輝雄
1963年 廣野ゴルフ倶楽部
橘田  規
1962年 西宮カントリー倶楽部
橘田  規
1961年 名古屋ゴルフ倶楽部
石井 哲雄
1960年 奈良國際ゴルフ倶楽部
新井  進
1959年 愛知カンツリー倶楽部
石井 迪夫
1958年 鳴尾ゴルフ倶楽部
橘田  規
1957年 茨木カンツリー倶楽部
島村 祐正
1956年 宝塚ゴルフ倶楽部
石井 哲雄
1955年 廣野ゴルフ倶楽部
石井 迪夫
1954年 鳴尾ゴルフ倶楽部
木本 三次
1953年 茨木カンツリー倶楽部
石井 迪夫
1952年 廣野ゴルフ倶楽部
山田 弥助
1951年 宝塚ゴルフ倶楽部
宮本 留吉
1950年 鳴尾ゴルフ倶楽部
宮本 留吉
1949年 宝塚ゴルフ倶楽部
戸田藤一郎
1939年 鳴尾ゴルフ倶楽部
戸田藤一郎
1938年 廣野ゴルフ倶楽部
戸田藤一郎
1937年 鳴尾ゴルフ倶楽部
村木  章
1936年 茨木カンツリー倶楽部
上堅 岩一
1935年 鳴尾ゴルフ倶楽部
森岡 二郎
1934年 鳴尾ゴルフ倶楽部
森岡 二郎
1933年 茨木カンツリー倶楽部
戸田藤一郎
1932年 廣野ゴルフ倶楽部
森岡 二郎
1931年 鳴尾ゴルフ倶楽部
宮本 留吉
1930年 茨木カンツリー倶楽部
石角 武夫
1929年 鳴尾ゴルフ倶楽部
森岡 二郎
1928年 茨木カンツリー倶楽部
宮本 留吉
1927年 鳴尾ゴルフ倶楽部
中上 数一
1926年 茨木カンツリー倶楽部
福井 覚治

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